Windows 11でのハードディスク(HDD)、SSDのフォーマット・初期化 方法

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Windows11で新しいハードディスク(HDD)、SSDを接続した際のフォーマット方法について説明します。

このページでは接続したハードディスク(HDD)、SSDが使用可能になるまでの最低限の流れを説明しています。
詳しい設定等についてはWindows11のヘルプや参考書をご参照ください。

SATA、USB、FireWire、eSATA等の接続方法が変わった場合でも基本的に手順は同様となりますが、一部例外のデバイス(LAN接続のNAS等)もありますのでご注意ください。

※Windows 11以外でのフォーマット方法はこちら

windows 11フォーマット動画

具体的な手順

  1. フォーマットしたいHDDを接続して、画面左下のスタートボタンのところで右クリックします。
    メニュー内の【ディスクの管理】を左クリックして【ディスクの管理】を起動します。

  2. 【ディスクの管理】が起動します。

    ここで3.で解説している【ディスクの初期化】ウィンドウが表示される場合があります。
    この場合、フォーマットしたいハードディスクが選択されていれば3.以降の手順を進めます。
    フォーマットしたいHDDなのかわからない場合、【キャンセル】または【×】を押してウィンドウを閉じてください。

    【ディスクの管理】ウインドウ下側のハードディスクの一覧の中からフォーマットしたいHDDを探します。

    フォーマットされていないHDDは【初期化されていません】と表示されていたり、未割り当てと表示されています。
    その他、容量を見てフォーマットしたいハードディスクなのか判断する方法もあります。
    ここで間違って違うハードディスクを選択してしまうとハードディスク内のデータがすべて消えてしまいますのでご注意ください。

    フォーマットしたいディスクが見つかったら、そのディスクのところで右クリックします。
    (この例では【ディスク1】が初期化したいハードディスクですが、何番になるのかはお客様の環境によって異なります。)
    メニュー内の【ディスクの初期化】のところで左クリックします。

  3. 【ディスクの初期化】ウインドウが表示されます。
    パーティションスタイルを選択し、【OK】のところで左クリックします。

    パーティションスタイルについて
    GPTはWindowsVista、7、8、8.1、10、11で使える形式となり、WindowsXPでは使えません。
    MBRはWindowsXP等で主に使われていた形式となり、1パーティションの上限が2TBまでと制限があります。
    WindowsXPに接続をする予定が無いのであればGPT形式を選んでおく事をお勧めします。
  4. ディスクの管理の画面にもどります。
    初期化が完了した段階で、先ほど【初期化されていません】と表示されていた場所が【オンライン】と表示されます。
    その右側の枠内の【未割り当て】と表示されているところで右クリックします。
    メニュー内の【新しいシンプルボリューム】のところで左クリックします。

  5. 【新しいシンプルボリュームウィザード】が表示されます。
    【次へ】を左クリックします。

  6. 【ボリュームサイズの指定】が表示されます。
    ボリュームのサイズを設定し、【次へ】を左クリックします。

    パーティションを複数作成する場合にボリュームサイズを変更します。
    複数作成しないのであれば、変更せずそのまま【次へ】を左クリックしてください。
  7. 【ドライブ文字またはパスの割り当て】が表示されます。

    ドライブ文字の変更を行うと、ハードディスクを接続した際のドライブ文字(Eドライブ等)を変更できます。
    ただし、ドライブ文字を変更すると、既にそのドライブ文字が使われているPCに接続した際、重複してしまい認識されない場合があります。
    混乱を避けるためにもドライブ文字は初期値のままで、変更しない事がお勧めです。

    【次へ】を左クリックします。

  8. 【パーティションのフォーマット】が表示されます。

    ファイルシステム exFATとNTFSが選択可能です。(HDDの容量によってはFAT32も表示されます)
    Macに接続する可能性があるのであればexFATがお勧めです。
    特になければNTFSを選択してください。
    アロケーションユニットサイズ パーティションのアロケーションユニットサイズを指定します。
    特に使用するアプリケーション等の指定が無い限り、既定値を選択してください。
    ボリュームラベル エクスプローラ等で表示されるボリューム名称を設定します。
    「増設HDD」や「外付けHDD2015」など、判りやすい名前をつけておくと便利です。
    クイックフォーマット クイックフォーマットを行うか指定します。
    クイックフォーマットは通常のフォーマットと違い、ハードディスクの全領域をチェックしませんので、時間がかからない替わりに、不良セクタ等の代替処理も行われません。
    逆にクイックフォーマットを行わない場合、ハードディスクの容量によっては数時間~数十時間かかる場合があります。
    ファイルとフォルダの圧縮を有効にする ファイルとフォルダの圧縮を行うか指定します。
    通常よりも大きな容量を使用できるようになりますが、パフォーマンスの面では圧縮されていない状態よりも劣ります。
    一部のアプリケーションではこの設定が推奨されていないこともありますのでご注意ください。

    基本的には初期状態のままで問題ありません。【次へ】を左クリックしてください。

  9. 【新しいシンプルボリュームウィザードの完了】が表示されます。
    【完了】を押してください。

  10. 【ディスクの管理】の画面に戻ります。
    8.の項目でクイックフォーマットを選択していると、すぐフォーマットは完了します。
    この例ですと、先ほど【未割り当て】だった部分が「ボリューム」という名称でEドライブにマウントされています。
    右上の【×】マークを左クリックしてディスクの管理を終了します。

  11. これでフォーマットは完了です。
    エクスプローラで【PC】を表示すると、先ほどフォーマットしたHDDが表示されていると思います。
    この状態であれば、HDDにアクセスが可能です。

ご注意

8.の項目で、【クイックフォーマット】にチェックを入れなかった場合はフォーマットの時間がかかります。
【ディスクの管理】の表示で【フォーマット中:(xx%)】と表示されている間は処理中となり、HDDにアクセスすることはできません。

エクスプローラやアプリケーションでハードディスクにアクセスしようとしてもエラーが表示されてしまいます。

この場合はフォーマットが終わるまで待ってアクセスを行ってください。
また、フォーマット中は、コンピュータやハードディスクの電源を切ったり、ケーブルを取り外したり、Windowsを終了しないでください。


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